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メタボード(仮称)の作成 [滑走用具全般]

今回、下記の発想でまずは木製の「ビンディングアダプタ」を試作して試してみました。

・雪に接するスキー/ボード部分は通常の 4x4 のビンディング用穴設置以上に加工しない。通常の使い方ができる機能を残す
・通常ではない使い方として、ブーツが接する「プレート」と「通常でない」ビンディングの取り付け方をすることで、元のスキー/ボードと異なるタイプの滑走具として使う
・プレートのサイズ(形状)を取り付け方と合わせてバリエーションを持たせ組み替えることができる様にする(将来)

例:(1) ビンディングを前向きに左右2つそろえて取り付けることでモノスキー風
(2) ビンディングを前向きにほぼ縦に2つ取り付けることでスクォール(Skwal)風
(3) ビンディングを横向きに前後に2つ取り付けることでスノーボード風
(4) ビンディングを取り付けないことで、スノースケート風

(1)-(4) でできるだけ部品を共通化し、スキー場で組み替えて色々できることが理想ですが、今回は (1)(2) 専用品を試作し結果的には今のところ (1)のみテストできました。
取り付けるスキー/ボードのサイズにもよりますが中々良い結果が得られました。

試作品 (1) と (2)
Prototype_1_and_2_s.jpg

下の方が (1) で、上の方が (2) です。
冒頭の発想(構想)はどちらかと言えば後付け、この写真もテストしてからのものですが...

ありあわせの木材などで作成しています。(1) の方のベースプレートは、以前作成したスノーボードモノスキー化アタッチメントのヒール側のピースの流用です。
(最終的に、スキービンディングが破損して休眠状態になっていましたが、ベースの木材はアルミプレート&バーで補強されていて以前の破損も修復され、けっこう堅牢なプレートとして使える状況でしたので、何年かぶりに復活させて利用しました。)
※ 当たり前ですが、木材が主な材料ですので強度の不安があります。今回 (1) は少なくともメタル(アルミ)で補強されています。上の写真にはあまり映ってないですが...
もし模倣して同様のものを作成される場合は、強度をよく考えて、破損で重大事故が発生しないようにくれぐれもご注意ください(当方責任持ちません、自己責任でお願いします)

(1) については、2通りのスキー/ボードを試してみました
まず、結構幅広のファットスキーボード。おそらく外人体格で日本人だともてあますくらいのサイズで、某リサイクルショップで安い値段で入手できました。
Prototype_1_and_fatskiboard_2.jpg

これはかなりいい感じで滑走できました。通常のモノスキーにかなり近い滑走感ですがやはりより軽い感じで回せます。前後のバランスが少し不安なくらい。あと板を倒すとプレートが横付きするリスクはありますが。そこは今後の課題。(根本解決は無理で、引っかからない様に先を丸めにするくらい)
他に課題としては、モノスキー全般に共通と思いますが、両足を固定して倒れた(横たわった)状態から立ち上がるのは結構難しいという事です。膝立腹筋の状態からそのまま前に立ち上がる(足はスキーブーツで固定)のはかなり膝の筋力がないと難しそうですし、途中のアンバランス状態で板が前に走って抜けて倒れてしまう事になります。正解は横倒し状態から体を丸めて重心を板の真横に持ってくる様にしながらストックで立ち上がることになります。思い出すまで結構もがきました。

もう一つ、セパレートスノーボードの片側 "いっこ" (有名ブランドではなくおそらく中華コピー品)を取り付けて冗談アイテムとして滑走できるか試そうとしましたが...
Prototype_1_and_HalfOfSepBoard_s.jpg

考えれば当たり前ですが、前後バランス(の安定レンジ)が厳しすぎてちゃんと立つことができませんでした... 普通のスキーを履いたばかりの初心者の様な状態を抜けることができない。
このモードは敢え無く却下となりました...

(2) のほうですが、以前発生したボード用ビンディングのベイル破損が再発してしまった為、時間切れでテストすることができませんでした。これは次回のスキーツアーに持ち越しです...


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